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ちょっとヘンテコなやつら

 この冬出会ったなんともいえない、図鑑にも載っていないような変わったカモたちを紹介します。

 へ~~~んなカモ その1
DPP_1209.jpg

DPP_1208.jpg
 2011/2/8 安曇野市

 アルビノまでいきませんが、明らかに普通のカルガモより白っぽいです。たぶんオスだと思います。ここではホワイティー君って呼ばれていたりします。。

 へ~~~んなカモ その2
DPP_1206.jpg
 2011/2/8 安曇野市

 オナガガモなんですがちょっと変なんです。形は確かにオスなんですが模様が???ここにはホルモン異常で、メスがオスの姿に近くなったいわゆる雄化個体のオナガガモが何年か続けて飛来していますが、それとはまた別の個体のようで・・・たぶんこの子も雄化個体だと思うのですが、そんなにしょっちゅうあるものなのでしょうか?何か分かる方、意見のある方、ぜひコメント欄にお願いします

 へ~~~んなカモ その3
DPP_1114.jpg
 2011/1/15 諏訪湖

 たくさん集まっているカモたちの中に混じっていました。何だと思います??見つけたとき一瞬スズガモと思ったのですが違和感ありあり???まあおそらくハイブリッドでしょうね、、全体の色や模様はキンクロハジロっぽく、背中はスズガモやホシハジロの白黒まだら。大ざっぱに言うと背中が黒っぽいのはキンクロで、白っぽいのはスズガモですが・・・(コスズガモとかややこしいのはおいといて)頭に冠羽がほんの少しあるのはキンクロ的です。それで現地ではキンクロ×スズガモと言う人もいましたが、それでは説明できないことがあります。

 僕の独り言だと思ってください、少し長くなるので読み飛ばしてください、、、全体像と冠羽があることからとりあえず片一方はキンクロでいいと思います。でもキンクロと決定的に違うところは、背中(正確には肩の辺り)の色が黒ではなく白黒まだらであることです。この色を持つ近縁種にホシハジロやスズガモ、コスズガモなどがいます。でもスズガモやコスズガモの背中のまだらはもっと荒い感じがします。どちらかというとホシハジロの背中に近いです。   頭の形を見てみると、キンクロ、スズガモ、コスズガモはどれも丸くなっていますが、写真のカモは少し三角形に近いです。それもホシハジロに似ています。   さっきからホシハジロを推すような発言をしていますが、もうひとつそう思わせるものがあります。それは嘴の色です。写真の個体は嘴の根元に少しだけ色の濃い部分があります。これまで出てきた4種の中でこの部分の色が濃いのはホシハジロだけです。つまりホシハジロの血が混ざっていないと、このような色は出ないのではないかと考えました。分布図を見てみるとキンクロとホシハジロは繁殖地の重なる部分も多いので、十分交雑がおこる可能性があります。ということでとりあえずキンクロ×ホシハジロと言うことにしておきます。他に日本では記録の少ないオオホシハジロやアメリカホシハジロなどの可能性も考えましたが、繁殖分布は重ならないし、話がもっと長くなるのでやめときます。。これで他の可能性が全部消えたかどうか分かりませんが・・・こいつの羽根が1枚抜けて、DNA検査でもできたらいいんですけどね
 ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。分かりにくい文章でスミマセン。。。大学のレポートだったらダメ出しをくらいそうです

 他にもヒドリガモ×アメリカヒドリ、カルガモ×マガモorアヒルなど様々。。図鑑によっては交雑種が写真と共に載っていることがありますが、同じ組み合わせでもその子供にもいろんなパターンがあり、困ることもあります。昨シーズンの初冬、キンクロかスズガモか分からない、あるいはその交雑かと思う個体によく悩まされました。エクリプスの多い時期は特に厄介です。この場所は白鳥の方が人気でカモをじっくり見る人はあまりいませんが、カモだってとても奥が深い鳥だと思います。じっとしていたり、同じような場所をうろうろしたりしていることが多く、観察しやすいと言うのも魅力です。
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コメント
こんばんは
信州は北海道・東京周辺と並んで諏訪湖など魅力的な場所が多いようですね。

初めてながら、コメントを・・・

その1
カルガモオス色素減弱個体でしょうね。
ホワイティーというかペイラーでしょうか。

その2
羽衣は完全なオス似ではないですが、尾羽が長く、メスの雄化と判断できます。
雄化の程度は個体により様々で、見過ごされているものも多いです。

その3
COLLINS 「BIRD GUIDE」2ND EDITIONの
WILDFOWL HYBRID の欄にスズガモ属の交雑について書かれたものがあります。
それに従うとオスのキンクロハジロとメスのホシハジロの間にできた雑種ということになります。
キンクロXスズガモと共に潜水ガモの雑種としては、稀ではあるもののよく見られる組み合わせではないでしょうか。
2011/03/05(土) 21:01 | URL | Shin's #RAa2TALo[ 編集]
詳しくコメントしていただき、ありがとうございます。このカルガモは去年もいました。数年前からいるそうです。今日、同じく色素減弱個体と思われるオシドリのメスを見つけました。あとで記事に書くつもりです。

ホルモン異常の原因の一つに卵巣などが傷つけられることがあると考えられます。最近ある方と話したのですが、カモのレントゲン写真を撮ると、散弾銃の弾が結構たくさん見つかるそうです。それが致命傷にならずに生き残っているものが多いとのこと。おそらく日本ではなく、繁殖地や渡りの経由地で受けたものが多いかと。そういう意味では散弾銃も考えものでしょうか。それと雄化個体はオナガガモ以外の例を聞いたことがありませんが、実際はどうなんでしょう?

雌雄の組み合わによっても、両種の特徴の受け継ぎ方が変わるんですね。諏訪湖には以前アカハジロ×ホシハジロの交雑もいたそうです。僕は本物を見ていませんが。
2011/03/06(日) 17:24 | URL | せいいち #-[ 編集]
単にカモ好きなだけなので、詳しいことは解剖を必要とするのでしょうが・・・

少なくともマガモ属のカモには多く見つかります。オシドリも同様です。
ヒドリガモの雄化例
http://walkandsee.blog80.fc2.com/blog-entry-281.html
私のブログ内にある記事ですが、他にも雄化について触れています。
オナガガモ、ヒドリガモ、コガモ、マガモには明瞭な例を、ハシビロガモ、オカヨシガモにも可能性のある画像が見つかります。カルガモに関しては雌雄差に関して卓越した知識を要します。
多くの場合エクリプスや交雑種としてかなり専門的な方から回答を得ているようですが、雄化の羽衣はそれらとは基本的に違います。

アカハジロ交雑種は「こまったちゃん」と名付けられているカモのことですよね?

時折ネットのカモ画像を検索していると、「おーっと!」というのが見つかります。
2011/03/06(日) 22:24 | URL | Shin's #RAa2TALo[ 編集]
ブログのヒドリガモ見させていただきました。やはりオナガガモ以外にも雄化はあるんですね。カモ類を一羽ずつよく観察する人はあまり多くないようで、見逃されていることもあるかもしれませんね。

ほかの部分も少し見させていただきました。特にカモ類については他のホームページや普通の図鑑にはほとんど書いていないことにまで触れていて、とても参考になります。これからもブログ"をかしの庭"でいろいろ勉強させていただきたいと思います。

ちなみにこまったちゃんと名づけたのはおそらく松本に住んでいる僕の知り合いかと。
2011/03/07(月) 09:49 | URL | せいいち #-[ 編集]
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