農学部キャンパスの野鳥たち 夏編①
日中は暑いくらいの陽気で、チョウやハチ、イトトンボの仲間が活発でした。構内でもイワツバメを見ることが増えてきました。さらにはツミを初認

今年も夏鳥が順調に飛来するのを期待して、繁殖期にキャンパスへ飛来する野鳥を紹介します。
キビタキ オス

南国を思わせるような?鳥ですよね。森の中で出会うと"ドキッ"っとしてしまいます

コムクドリ オス

アカゲラの古巣で営巣することが多いよう。
メス

写真より左側に巣があり、雌雄でえさをせっせと運んでいました。ここでの巣はオニグルミの樹洞に作られていました。
カッコウ オス

構内やその周辺で明け方から日中、よく鳴いています。声が大きく、友達から朝うるさい、と苦情を受けたり・・・すみませんでした

クロツグミ オス

このキャンパスに来て、クロツグミの多さに驚きました。地元愛知でも信州でも珍しい鳥ではないですが、これだけ生息密度が高い場所は初めてでした。普通に道路の隅なんかに出てきて、虫などを捕っています。授業中でもきれいなさえずりが教室まで聞こえてきます。
メス

とてもきれいなさえずりなので、ウグイス、オオルリ、コマドリの日本三鳴鳥に加え、四鳴鳥にしてもいいと思います。
オオルリ 成鳥オス

まぶしいほどのメタリックブルー

若鳥オス

雨覆の先が白っぽいです。
幼鳥オス

幼鳥でも青い部分の輝きはピカイチ

オオヨシキリ

学校の中にはいませんが周辺に多く、構内から鳴き声も聞こえるし姿も見えます。普通は河原の葭原などに多いですが、ここでは普通の藪に結構多いです。
コサメビタキ

地味ですが目が大きく、とてもかわいい鳥さんですね。

キャンパス内でも数か所、枝の上にのっけたような、ウメノキゴケで覆われた巣を作りました。
アマツバメ

上空を見ているとたまに高いところを飛んでいます。ブーメランみたいでかっこいいww
アカハラ オス

たぶん渡り期の通過だけのようですが、あの「キョロンキョロン、ツィー」という声は聞くことができます。何年か前までは繁殖していたと聞きました。近所の公園では繁殖している可能性が高いです。
夏鳥は写真を持ってない野鳥が多くて・・・もし撮れたらあらためて紹介しようと思います。 せいいち
農学部キャンパスの野鳥たち 冬編③
キャンパスのシロハラは群れになり、カシラダカはぐせりはじめ、ホオジロやカラ類のさえずりがかなり賑やかに。まだ肌寒いですが、季節は確実に春に近づいています。
冬鳥ももう終わりなので、①、②で登場しなかった冬鳥を紹介します。
マヒワ 成鳥オス

メス

今年はマヒワの飛来数の多い年でした。構内ではツキミソウに群がる大きな群れが何度も見られ、楽しませてくれました。
ヒレンジャク

キレンジャク

レンジャクも当たり年。特にヒレンジャクが目につきますが、よく見ると黄色も混ざっています。
ビンズイ

秋の渡り期には多く見られましたが、越冬個体は少ないです。林縁や明るい松林でたまに出会う程度。雪が降ると、解けて地面が見える場所にいることが多く、観察しやすいです。
ウソ メス(写真はたぶんアカウソ)愛知県で撮影

オスの写真がありません。数が少なく構内でもメスしか見たことないので、ウソかアカウソかよく分からないですが。
お礼
この休み中、石垣へ行った2人をはじめ、いろんな方に野鳥の羽根を譲っていただきました。最近なかなかコレクションが増えていなかったのでとても助かりました。ありがとうございます。 せいいち
農学部キャンパスの野鳥たち 演習林の主!
いま祖父母と伯父が来ているので、父さんに隣町の森林公園へ連れて行ってもらいました。鳥見ではなく観光で。まあ鳥も見ましたが。期待していたハルリンドウなどは咲いておらず残念。
石垣組は調子がいいようですね。今年は昆虫の状況が悪いようですが、お目当ての野鳥にはたくさん出会えたみたいですね。リュウキュウコノハズクまでも。うらやましい限り。と言うよりちょっと悔しいので、リュウキュウコノハズクに対抗して?キャンパスのフクロウを紹介します。
キャンパス周辺にはわりとたくさんのフクロウが生息しているようで、明け方森へ入ると、クロツグミなど他の野鳥が鳴き出す前からあちこちで声がします。キャンパス内でも以前は繁殖していたとのこと。今でも見かけることはありますが、木の上のゴチャゴチャした所にいることが多く、なかなか見つけられないし、見つける前に近づきすぎて飛んでしまうだけ。
しかし今年1月のある日、とあるポイントでミソサザイを探すのに目線を低くして歩いていて、ふと目線を上に向けると目の前の枯れ枝にフクロウが!距離はたぶん5mほど。寝ているのか目を閉じていました。とりあえず近すぎたのでゆっくり後ろに下がり、ある程度距離をとってから撮影したのが下の写真です。
フクロウ

目が半開きでこっちを気にしている様子。こんなにしっかりフクロウを見れたのが久しぶりだったので大興奮!!この子がずっとキャンパスにいてくれるのか分かりませんが、勝手に"演習林の主"だと思っています。なんというかいつも静かに身を潜め、なかなか姿を現さないのがそれっぽいかと。林内に大きい巣箱をかけたら使ってくれないかな~ せいいち
農学部キャンパスの野鳥たち 留鳥編①
ヤマガラ

平地ほど数はいませんが、まあよく見られるほうです。校舎付近のどこかに営巣してたようで、授業中でも窓から幼鳥がよく見えたものです。
ヒガラ

学校は標高約770メートルほどにあり、ヒガラが繁殖しています。でもそれより低いところでは繁殖期にいるのを確認してないので、この地域ではだいたいこの高さがヒガラが繁殖する標高の低さの限界かも。
オナガ

繁殖はしていませんが、8月に幼鳥の群れがよく見られました。冬季はまれに見られるだけです。構内では珍しい鳥。
メジロ

冬は少なめですが、繁殖期には数が多いようです。明け方の野鳥たちの大合唱の時もこいつらの声が結構目立ちます。
スズメ

建物にあいたあちこちの穴に営巣していて、スズメの団地ができていました。
カワラヒワ オス

街のカワラヒワと違って警戒心が強いです。でもなぜか寮の前のは少し平気そう。
イカル

繁殖期の終わりから秋にかけては数十羽の群れでやってきます。繁殖もしていそうですが、冬はあまり見かけません。季節により、嘴の色が少し変化します。
ヒバリ

学校にいると言うか、たまに上空を通過します。近くの農地にたくさんいますので。
エナガ

シッポを入れない体長では日本最小。そして一番軽い鳥です。具体的な数字は忘れましたが、確か7グラムとかだったかな。
留鳥はまだまだ種類が多いので、また少しずつ紹介していきますね。ついでに夏鳥、旅鳥、猛禽類編なども考えています。全部終わるまでどれだけかかるか。
今日もタカ類を観察しに行ったのですが、イマイチ出てくれなくて。あれだけよく出たハイタカは今日は一度も出ず。その代わりノスリの若い個体が何回も登場して、えさを探してくれました。でも風が冷たくて寒く、ほとんどじっとしていただけなのに、やけに疲れちゃいました。 せいいち
農学部キャンパスの野鳥たち 冬編②
シロハラ 若鳥

地元愛知県で撮った少し古い写真です。秋に飛来し5月の連休ごろまで見られます、、年末ごろまでは十数羽の群れでかたまっていましたが、年が明けたころ急に単独行動をするようになりました。
シメ 冬羽オス

1羽から数羽で行動しています。構内でも結構よく見られますが、何を食べているのかよく分かりません… ユリノキの種なんかを食べそうですが。。
ベニマシコ オス

メス

たまに出会いますが、キャンパス内で越冬しているというよりは、ときどき周りの草地などからやってくるという感じ

トラツグミ

構内のあるポイントに2羽いたのですが、タカ類にやられてしまい、羽根だけになりました

ミソサザイ

昔は構内でも繁殖した記録があるみたいです。冬が深まると見られなくなったので、もう少し標高の低いところで過ごしているかも、、、写真は繁殖期に近所の山で見たものなのでさえずっています。本物に出会うと"ちっちゃ


オオマシコ オス

信州ではこの冬、オオマシコの多い年のようです。それで農学部にも飛来したのかもしれないので、来年からも見れるとは限らないです・・・今のうちにたくさん観察しなければ

ヤマシギ

いっつも森でじっとしています。誰かが近くを通るとどこかへ行ってしまいます… 夜になったらどこで採食しているのか見てみたいのですが、うまくいかないですね

ウグイス

構内にはウグイスが好むような藪がほとんど無く、数少ない鳥です。去年は繁殖している様子はありませんでした。以前はもう少しいたと聞いていますが、、藪って嫌われるのか、すぐに手入れされてしまう気がします、部分的にでも残せたらいいのに… って思います。
キバシリ

この地域では珍しい部類の鳥さんです。キャンパス内でカラ類の混群に入っていたことが何回かありましたが、定着しない様子。。キャンパスでは旅鳥的存在なのかな~ 写真はとある繁殖地で撮りました。
アトリ オス

去年、春先に伊那へ引っ越してきたときにはたくさん見られましたが、今シーズンは10月ごろ渡りと思われる小群を何度か見ただけです。また来年たくさん来てくださ~い。。
他にマヒワ、ウソ、年によりますがレンジャク類などが見られます。でも写真が無いので、またそのうち紹介します。近いうちに夏編、通年見れる鳥編なども作りたいと思います。 せいいち
農学部キャンパスの野鳥たち 冬編①




今日は出会った鳥の顔ぶれはいつも通りでした。。でもこのブログも始まったばかりなので、皆さんは"いつも通り"ってどんなん? と思うかもしれません。そこで今日はキャンパスで見られる野鳥、特に冬になると見られるメンバーを紹介します

ツグミ

農場やグランドなどでよく見られます。飛来してすぐと渡去前には十羽前後の群れでいることも多いですが、越冬中は単独行動をしています。ときどき喧嘩をしていることもあり、縄張りも持っているように見えます。構内の冬鳥の代表選手!
コガラ

近所の山には繁殖期もいますが、構内では冬にだけ見られます。秋に山から降りてくる感じです。写真はカナムグラ?の種子を割って食べているところです。地鳴きの"ジェージェー"を聞くと、標高の高い信州に来たって感じがします。。。
ゴジュウカラ

こちらも山から降りて構内で越冬します。カラ類などの混群にいることも多いです。数は多くないですが、声が大きく分かりやすいこともあり、結構観察しやすいです。
キクイタダキ

いつも針葉樹の高いところにいて滅多に下へは降りてきません

ミヤマホオジロ オス

あまり見られません

アオゲラ オス

先ほど撮影しました。。秋からオス、メス1羽ずつが見られます。2羽はつがいなのかなぁ~
カシラダカ

草むらや林縁で群れていることがよくあります。春先には頭の黒い夏羽も見られ、さえずりを聞くことも、、
ジョウビタキ オス

メス

キャンパス内にオス2羽、メス1羽が暮らしています。授業中、窓の外に見えることも

ルリビタキ オス

この冬、ここで見られる唯一の青いオスです。3年目の冬かなぁ~?

メスなのか若いオスなのか? 図鑑によると翼角の羽根に青味があれば若いオスだそうですが・・・あと脇の黄色の濃さや大きさなどいろいろあるようです。
あー疲れました


ブログの更新って大変ですね~ でも左上の訪問者カウンターの数字がだんだん大きくなるのを見ると、頑張らなきゃって思います


冬編②へ続く!